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海外の哲学カフェ

フランス

「哲学カフェ」紹介サイト

Philos: Cafes Philo

パリのカフェ・デ・ファールから始まった哲学カフェの連絡組織/ネットワーク。
月刊の「哲学カフェ雑誌」も発行しています。

L'esprit des Cafes Philo 哲学カフェの精神 日本語訳
「哲学カフェの趣旨」の紹介ページを翻訳しました。結構、難しい表現があって文意がよく取れないところもありますが、山勘で訳してあります。 塩沢由典

哲学カフェでは、ひとが集まり、テーマが部屋と溶けあい、ひとびとは耳を傾け、遅刻したものが近くの市場から駆けつけ、司会者が話しを割り振り、ときには話に割って入るものがい、他の人はもっと口数少ないが、それぞれ今日のテーマに結びつけようとし、カフェのいつもの騒音が響く。こんなところが、哲学カフェがうまくいったときの状況だ。

もっとも印象的なパラドックスは、こんな雰囲気の中で、つまり目にも耳にもさわがしいカフェという伝統的な場所で、要求と楽しみの瞬間が始めて再生されることだ。要求されるものは、哲学の根底にあるものに注意を振り向けること、意見を理念に移行させること。楽しみは、直接に発言したり、各自が内省することで近づいたり遠ざかったりする"交流"の中に失われた線を一瞬見つけ出すことにある。

このカフェで受けいれられている考えのひとつは、いかなる主題もそれじたいとして哲学的であるわけでなく、いかなる主題も哲学的に扱われうるということだ。こんな考えから「犠牲」「記憶する義務があるか」「遠く行き過ぎるまで」「ナルシスの神話」などといった多様な主題にについての意見交換が生まれた。

そこで試みられているものは、哲学をすることであり、哲学史を解説することではない。それは、したがって、リセー(高等学校)や大学、あるいは孤独な講義とは性格の異なるものであり、補完的なあゆみである。それは、また、すべての人に呼びかける実践である。哲学カフェでは、あらゆる年齢の、あらゆる社会階層のひとたちが交じり合い、ともに哲学し、そうすることで密度の濃い文化的交換を創出する。すべては言葉を媒介とし、対話を通して深い内省が実現される。しかし、つぎの点は誤解してはならない。司会者は参加者に示唆し、拡散した話題から引き戻し、最後には主題に関する真の調査が構築される。参加者は、より重い哲学的荷物を抱えて散会するのではなく、集まる前に持っていなかった多くの興味ある疑問とともにカフェを離れる。これがよい交換というものではないか。疑いもく、それだからこそ、毎週、新たに哲学カフェが日の目を見るのだ。で、疑問のリストはつきることがない。

1992年以来、哲学する討論は情熱をもつた司会者たちの発意でさまざまなカフェで行われてきた。パリのカフェ・デ・ファールにおける最初の討論から始まって、この運動は大きなうねりとなった(フランスにおいては170のカフェにおいて、外国ではも20ほどの哲学カフェが開催された)。この運動は哲学に対する興味を呼び覚ましただけでなく、運動が表現する社会の跳躍という観点からみた人類の冒険としても多様な興味を呼び覚ました。その特異性と豊穣さは、哲学カフェが相互に独立し、 Philos によって組織された哲学友情と交流のネットワークで結び付けられているという事実に内在する。

Philos は、最初の哲学カフェであるCafe des Pharesの初期チームによって作られた。これは、フランスや外国における現存する半分近くの哲学カフェの誕生に直接・間接に立ち会っている。それはまた月刊誌哲学カフェ(Revue mensuelle des Cafes Philo)を編集・出版している。

(1901年の法に基づく)この組織は、カフェにおいて哲学的討論を創発させること、月刊誌を出すこと、哲学カフェの国際集会のようなイベントの実現などにより「哲学を振興」することを公式目的としている。後者の国際的集会は、本の展示会(Salon du Livre)の枠の中での討論やビストロ祭りの枠内での「哲学ビストロ」作戦などとしてすべての司会者を集めた。この組織は、街路から哲学的反省へと哲学者たちから都市へという二重運動を推奨する哲学という概念をもつメンバーを結集している。組織への参加者は、したがって、哲学を街の中へ救い出すという現在的ダイナミズムの中心にある。

L'Agora philo: 哲学広場
テーマ別の哲学的討論の場。フランス語の得意な方はどうぞ。フランスではどんな哲学討論がなされているか、のぞいて見る場としていいかも。

アメリカ合衆国

哲学的に探求する会
The Society for Philosophical Inquiry (SPI) はあらゆる年齢の人生を歩んできた人々が共感する気持ちと自律の精神をもつ考える人となり、よりよく考えられた民主的な社会を作るために積極的に参加するために哲学的に探求することを支援するための草の根の非営利団体。アメリカ各地で、哲学的対話や探求の機会を広げるために活動している。 Christopher Phillips と Cecilia Chapa Phillips により創設された。

クリストファ・フィリップスには、『ソクラテス・カフェにようこそ』(光文社、2003年)という本がある。



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